優れたUXデザインは資産です

Experiencing Software

Aileen Blechner(アイリーン・ブレヒナー)は、ZEISSのUXソフトウェアデザイナーです。彼女の仕事はすべて、お客様のニーズを中心に回っています。操作コンセプトは直感的かどうか? ソフトウェアがスムーズに動作しているかどうか? ユーザーが自分のするべきことを理解しているかどうか、そして必要な入力要素を見つけ出せるかどうか? このUXデザイナーであるアイリーンに、インタビューをしてみました。

アイリーン、ソフトウェアを設計する際に、ユーザーエクスペリエンス(UX)のどの側面を特に考慮するべきですか?
お客様の身になって考えることが大切です。お客様は、コンピュータによるハイパフォーマンスを期待しているのか? それとも、最先端の、使いやすいグラフィカルユーザーインタフェースを備えていることの方が重要なのか?ソフトウェアのインターフェースがミニマルで直感的だと感じれば感じるほど、ユーザーはそのソフトウェアを使うようになるのです。従業員がソフトウェアの使い方を迅速かつ簡単に理解できれば、彼らの仕事の効率が向上します。特にそれがB2Bのソフトウェアソリューションである場合は。 なので、私たちのコンセプトを最適化すること、あるいは試験し続けて改善してゆくことが、私たちの最優先事項なのです

ソフトウェアが使いやすいと、企業にはどのようなメリットがありますか?
ソフトウェアはユーザーのためにあり、最初から使いやすくなければなりません。ソフトウェアの設計が優れていれば、企業が、例えばDe-Warpのようなイノベーションをその企業のプロセスに迅速に組み込むことができます。お客様のIT部門は、人間工学に優れたソフトウェアをインストールする際、およびロールアウトする際、作業が少なくなります。また、ソフトウェアのメンテナンスや操作時、サポートが必要とされることも少なくなります

あなたのチームは、どのようにしてユーザー中心主義を徹底しているのですか?
新しいソフトウェアの開発では、すでに開発者とともにUXのコンセプトを設計しています。それから、オープンインタビューからクリック可能なプロトタイプまで、広範なユーザビリティテストを行います。テストユーザーは、これらのプロトタイプを使って特定のタスクを実行し、私たちはその解決経路をログに記録します。私たちは、ユーザーがソフトウェアを期待通りに使うことができているかどうかを知りたいのです

通常のソフトウェア最適化の作業と比べて、より多くのフィードバックがありますか?
ソフトウェアスイートは、お客様のために多くの事柄をシンプルに設計しています。直感的なデザインで、ソフトウェアソリューションだけでなく、トレーニングコースに参加したり、フォーラムで他のユーザーと語り合ったりする機会も用意されています。

スマートスキャニング機能を導入することで、私たちは時間を節約するために自動プロセスを装備して欲しいというお客様の要望にお応えしました。 インタフェースは特に使いやすく、直感的に設計されています。ユーザーは、プロセスの間ずっとガイドを受け、スキャンの進捗状況をモニターすることもできます。

ワークフローアシスタントも、フィードバックを頂いたことの良い例です。ワークフローアシスタントは、ユーザーを、測定プロセスの間ずっとガイドします。私たちは特に、新しい経験の浅いユーザーは、センサーのセットアップ時、部品の位置決め時、そしてフルデータの取得時などに問題に直面するということに気付きました。ユーザーテストを実施し、具体的な弱点を洗い出した上で、オリエンテーションや推奨事項を記載したガイドを作成しました。

**Aileen Blechner(アイリーン・ブレヒナー)** メディアデザインおよびメディア情報学を履修。現在、ZEISS クオリティソフトウェアのユーザーエクスペリエンスを担当。 オンライン版のインタビューもご覧ください(英語のみ)。

Aileen Blechner(アイリーン・ブレヒナー) メディアデザインおよびメディア情報学を履修。現在、ZEISS クオリティソフトウェアのユーザーエクスペリエンスを担当。 オンライン版のインタビューもご覧ください(英語のみ)。